支援活動計画
能登半島全域(珠洲市、輪島市、七尾市)を回り、能登の震災後の現状把握、および、各被災者宅からの要請事項に対する支援活動を実施。
✓ボランティアBASE三井(輪島市)
被災者からの要望案件対応
・被災家屋での不要になった家具等の撤去
・被災家屋周辺に散乱している瓦礫、不要ごみの撤去(仕分け、回収)
・震災地の清掃活動
・その他
✓小牧集会所 被災地NGO恊働センター(七尾市)
被災者からの要望案件対応
・被災家屋での不要になった家財、瓦礫等の撤去
・その他
✓各種申請書作成サポート(七尾市)
・意見交換会実施
✓事業再建に向けた被災者ご相談対応(七尾市)
・事業主と今後の方針協議
支援活動報告
5月支援活動には10名参加。各被災者宅からの困りごと・要請事項に対して、適宜メンバー編成し複数の支援活動を並行して実施。また各被災者宅では、住民の方と雑談を交えて会話を行い励ましあい、そこから被災者の方々の大変さや悩み・課題を共有頂き、今後の活動方針へのヒントも頂く。また活動を終えた時には、依頼主からは感謝の言葉を頂き、こちらとしても元気を頂く。ありがとうございます。
5月4日(輪島市三井町: ボランティアBASE三井)
・のと復耕ラボに届いた、被災者からの要請(依頼事項)に対して、我々メンバーも各班に分かれて複数の被災者宅の支援活動を実施。被災者宅や周辺の瓦礫撤去、家財の持ち出し等の肉体労働絡みの依頼が多く、他ボランティア団体とも連携し対応。
・浅麓コミカレメンバーは、4チームに分かれて支援活動実施。
・被災者宅A:瓦礫撤去活動(破損屋根瓦の撤去、破損塀の撤去)
・被災者宅B:瓦礫撤去活動(破損塀、瓦礫の撤去)
・被災者宅C:家財撤去活動(震災後で不要になった家財の整理)
・被災者宅D:家財撤去活動(震災後で不要になった家財の整理)
・千枚田除草活動
・活動の一例ですが、被災者宅Aでは、震災時に屋根から落下した屋根瓦の撤去、および、倒れた塀の撤去の依頼があり、こちらでは、輪島市からのボタンティア団体と連携し依頼内容を完遂。
・依頼主さんとの会話で、もともとは依頼主さんは、震災後、自分(住民の方々)で全ての瓦礫を撤去しようとしてたとの事。ただ途中でやはり限界を知り、ようやくボランティアセンターに対応を依頼との事。それが今回につながったのですが、作業の前半は、のと復耕ラボからのメンバー4名で実施。作業は進むが思わしくなく、その後は輪島市からのボタンティアも10名近く参加。それと同時に、瓦礫撤去等の作業は目に見えて進み、依頼主さんと共に我々も、サポートメンバーの数のパワーを知る。
・依頼主は、周りのお宅に対しても、一人で抱え込まずに気兼ねなくボランティア依頼してもらう方向で会話していきますとの事。それがいいと思います。
・白米千枚田除草活動では、千枚田景勝保存会メンバーの方々と情報をお伺いし、区画ごとに除草、焼却実施。千枚田全体には、まだまだ先は長いが、少しづつ前進の感あり。
5月5日(七尾市中島町: 被災地NGO 恊働センター)
・ボランティアBASE三井での活動と同様に、被災地NGO 恊働センターでも、被災者からの困りごと(依頼事項)に対し支援活動を実施。
・こちらでの活動。依頼元のお寺では、破損した建物から必要な家財道具の取り出し等の依頼あり、今回、震災で発生した瓦礫や廃材等の撤去活動を実施。また別の依頼元である仕出し屋宅では、震災を受け不要になった器、トレイ、台など備品の整理、処分を対応。他のお宅でも同様だったが、まだまだ使えるであろう品々(ここでは器など)も、震災後の状況の変化で破棄する事を判断された模様。何か、再利用方法があればいいのだがと思いながら支援活動実施。
5月5日(七尾市内:各種申請書作成サポート)
・震災関連での各種申請書類の作成サポートのために、事前に震災関連書類の読み合わせを行い、住民の方と民家に集まり会話。当日は、奥能登での活動状況の情報共有などを行い和やかな雰囲気で会話をすすめる。今回の会話(事前相談含む)を通して、震災関連の各種申請書類の作成サポートに関しては、複数の方の集まりの場で議論するよりも、個々人での会話の方が相談しやすいとのお気持ちを知り、次回以降は進め方を再検討し継続サポートすすめる。
5月6日(七尾市内:事業再建に向けた被災者ご相談対応)
・震災で被害を受けた事業主(被災者)から事業再建に向けた相談を持ち掛けられ、意見交換を実施。まずは事業主(被災者)の大切な思いを語って頂き、それを確認しベクトル合わせを行い、再建の方向を議論。予定時間を超えての議論となったが、事業主(被災者)とも流れは整合とれ、次回(6/B)で最後議論する事とした。
能登の元気
少しづつ、元気になってきている能登。その一端です。
参加メンバー所感(振り返りにて)
・震災後の状況確認も兼ねて、奥能登の珠洲市、輪島市の街中を見て回る。特に珠洲市では、街中を歩く人は少なく、瓦礫は積まれたまま。また、街中で他のボランティアに出くわす事も少なかった。
・一方、今回、各被災者宅で瓦礫撤去を行うも、1件のお宅の瓦礫撤去を複数名で実施も、半日~1日はかかる状況。全ての被災者宅の瓦礫撤去等は、まだまだ時間がかかりそう。少しづつ前進。
・今回の支援活動で知り合った方の言葉。「1ミリも変わらない景色を、1ミリでも変えるために。」
・ボランティア活動で被災者宅へ伺い、被災者の方との会話では、「うちより、被害のひどいところはいっぱいある。その中で、自分がボランティアを依頼するのは気が引ける」「仕事、家事など、日常生活が戻りつつある。平日も慌ただしくなってきている状況では、(ボランティアを依頼せずに)自分たちでどうにかしようとの思いがある」などありました。控え目な方が多い事を感じました。こちらから、積極的に声を聴くようにしないと本当の声は聞こえてこないでしょう。
状況整理(メモ)
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