支援活動計画
今回は、七尾市中島町にある被災地NGO恊働センターに伺い、被災者から届いた声(要望事項)に対して、各現地を訪問し支援活動を実施。
✓小牧集会所 被災地NGO恊働センター（七尾市）
被災者からの要望案件対応
・被災家屋での不要になった家具等の撤去
・被災家屋周辺に散乱している不要ごみの撤去(仕分け、回収)
・復興支援活動（マルシェ）会場の整備
・事業再建に向けて被災建物の散乱状態の片付け
・不要ごみの廃棄
・その他
✓事業再建に向けた被災者ご相談対応（七尾市）
・個別対応実施
支援活動報告
4月支援活動には7名参加。各支援活動内容に対して適宜メンバー編成し複数の支援活動を並行して実施。
4月19/20日（七尾市中島町： 被災地NGO 恊働センター）
・七尾市長島町 NGO恊働センターに被災者から届いた困りごと(依頼事項)に対して、個別対応を実施。
・ツインブリッジ付近にお住まいの被災者宅から、震災で不要になった家具等の撤去のご要望あり。トラック2台で被災者宅に向かい、支援活動を実施。家具、ふすま、布団など不要になった家財を回収。また被災者の自宅内でも、上下で位置ズレを起こしたタンスの位置合わせや、床の掃除などを実施。
回収物はトラック2台分。ごみ処理場で処理される回収品は厳密な分別が必要とのことで、ガラス込みのふすまは、分解してガラス部分を取り外すなどして分類実施。
・依頼者は在宅しており、近況など会話が弾み和やかなひと時となる。また作業後は、「ありがとうございました」との言葉を頂きトラックが去るまでお見送り状態。こちらこそ、ありがとうございましたの気持ちです。なお、このお宅には、作業時間に、今年初めてツバメが入ってきて巣作りの場所探し。明日への希望につながりそうです。
・小牧集会所近くの被災者から、自宅周辺で散乱状態だった粗大ごみ等の整理要望あり、自宅、および自宅周辺の田んぼや庭のごみの仕分け、回収を実施。田んぼの中にも、金属製の粗大ごみなどかなりの散乱状態。
・依頼者は避難所におり不在で会話はできませんでしたが、全体をきれいに片づけた段階で作業を終了。
・被災地、被災者を元気にしたいとの思いで、小牧集会場周辺でゴールデンウイークにマルシェを開催計画とのこと。その準備として、マルシェ会場になる公園の整備要請あり対応。マルシェで集まった住民がケガをしないように、公園の樹木の枝打ち、および、枝の回収を実施（トラック3往復分）。また会場を快適に使用していただくために芝刈りも実施。
・マルシェ開催日となるゴールデンウイークの日程は、ちょうど、自分たちの次の支援活動期間とも重なっており、主催者側には、自分たちも当日参加する旨を伝え終了。
・被災したキャンプ場を再開したいとのことで、被災後、これまでそのままの状態だったキャンプ場の建物の中の整理を実施。今回ご依頼の被災建物では、2階部分のガラス張りが落ちて1階部分に散乱しており、窓、ふすま等含めて、分別、片付けを実施。
・割れたガラス回収は非常に危険を伴うために、たまたま同じ場所に派遣されていた消防士の方から、ガラスにも強い手袋支給や、ガラスと落ち葉、瓦礫を仕分けしやすい様にエアー装置を準備頂き、ケガなく対応。
・本作業の翌日が、依頼主等が現地にきて再建に関して議論予定とのこと。今回の清掃で、建物の中には、安心して入れる状況になっており、うまく再建の方向に話がまとまればと期待。また再建後は、このキャンプ場も使ってみたいです。
参加メンバー所感（振り返りにて）
・今回の支援活動を実施した場所などは、震災後のそのままの状態が多い事を目の当たりにした状況。まだまだすべきことの多さを実感。状況的には、自分たちの支援活動は、大河の一滴かもしれない。けど微力であっても無力でない。少しずつでも復興へ。
・今回、能登島の民宿に宿泊。勘定を払ったときに、民宿の主人からは、「震災後、初めての収入です」とのことば。今は4月なかば。本当？ 信じられないけどこれが事実。すぐに2回目以降も続くでしょう、応援します。
・自動車で移動中に景色を見ていたら、かなりの田んぼが田植えの準備。放置ではない。大変さの中にも、普段を取り戻そうと励んでいる様子を感じました。
・手を動かく大切さ、それにより場所が変わっていく。
状況整理（メモ）
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