発起人からの挨拶
こんにちは、浅麓コミュニティカレッジの坂本那香子です。
浅間山のふもとに位置する軽井沢、御代田、佐久、小諸の浅麓(せんろく)地域では、古くから「風土自治」という言葉が広まっています。これは、地域の「土の人(伝統と特徴を大切にする人々)」と「風の人(新しいアイデアとエネルギーをもたらす人々)」と呼ばれる、伝統と特徴を大切にする人々と、新しいアイデアとエネルギーをもたらす人々が協力し、地域全体の活力を高める考え方です。
私たち「大人とみんなの学びと協創の場 浅麓コミュニティカレッジ」は、この「風土自治」の理念を支え、地域全体で協力し、共に学び、共に築いていく場所として存在します。私たちは、多世代での学びを大切にし、誰もがお互いから学び、地域社会を一緒に発展させられると信じています。
特に、会社での仕事や子育てがひと段落し、地域社会で新たな役割を果たしたいと願うミドル・シニアの世代が、新たな一歩を踏み出す手助けをすることに焦点を当てています。彼らは「土の人」と「風の人」の架け橋として、地域社会に貢献することでしょう。
浅麓コミュニティカレッジは、地域内外での協力を奨励し、新しいアイデアとプラットフォームを追求します。オンラインとオフラインの組み合わせで、地域社会を越えたつながりを促進し、一緒に成長しましょう。
浅麓地域の魅力を高め、より暮らしやすく面白い場所として発展させるために、皆さんと共に協力できることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
浅麓コミュニティカレッジの生い立ち、実現したい姿
浅麓コミュニティカレッジ 立ち上げへの思い 発起人(坂本那香子)メッセージ動画(~4分)
発起人(坂本那香子)が、祖母の死を目の当たりにしての思い(社会の課題)が生い立ちです。
祖母が入院となり、都度お見舞いに通っていましたが、そこには、会う度に元気がなくなっていく祖母の姿がありました。あんなに元気であったはずなのになぜ。まわりはみんな精一杯に世話をしているけど、そこにいる祖母の姿は、なんか社会に対して自分の役割を感じずに、生きがい、居場所がない状態で、決して幸せには感じられませんでした。高齢者が自分を生かす場がなく老後を過ごす現実。この根底には、高齢者は社会の弱者としての扱いを受けて過ごす、という社会の仕組みの課題がある様に感じました。
人生100年時代。後期高齢者になっても、社会に対して自分の役割を感じてイキイキとした生活を送ってもらいたい。そのためには、どうすればいいか。
リバレッジポイントは、50代、60代の方と考えました。ちょうど組織を離れて、1人の個人としてソーシャルデビューを行う年代であり、その方々の学びの場として、浅麓コミュニティカレッジは生まれました。
浅麓コミュニティカレッジでの学びとは、資格取得や自己啓発とは異なり、自分の居場所や生きがいを見つけ出し自己変革を行う事につながる学びです。全ての世代が協力し合い、つながり合い、自分の得意を社会に貢献していく姿をイメージしています。
浅麓コミュニティカレッジで大切にしている学び
浅麓コミュニティカレッジで大切にしている学びの特徴は5つあり、「多世代で学ぶ」「お互いから学ぶ」「地域で学ぶ」「広域で学ぶ」「オンラインでも学ぶ」となります。
浅麓地区で実現したい姿
軽井沢、御代田、佐久、小諸の浅間山麓(浅麓)地域において、旧住民(良き伝統地域の特色を守る「土の人」)と、移住者や別荘所有、二拠点居住者等の関係人口(新しいものを運ぶ「風の人」)の力を生かした「風土自治」により地域の魅力が向上します。
この風土自治では、地域のミドル・シニア層が人生後半の社会の中での役割やミッションを見つけ、仲間と一緒に地域に根ざした、新しい風となり、風土のつなぎ役として、魅力的で豊かな地域社会の構築に寄与する存在となります。
そのために浅麓コミュニティカレッジは「全ての世代の人たちが、自分にできることを持ち寄り、共に生きる社会を実現することを目指して互いに学び合う、コミュニティ兼大人の教育機関」として学びと共創のプラットフォームとなります。
体験開校から本開校へ(活動計画)
学びと共創の場
浅麓コミュニティカレッジは、自分の持ち味を生かした地域参加、ソーシャルデビューをしたい方々(カレッジメンバー)と、地域活動を活性化したい方々(コミュニティメンバー)が、地域の未来を創るために、一緒に多世代で活動する場となります。
体験開校から本開校へ
2024年からの本開校にむけ、その準備段階として2023年6月~11月で体験開校を行っています。全体を通してプログラムを実行し、本開校でのテーマに繋げていく予定です。
体験開校 教育プログラム
2024年からの本開校に向けた体験開校では、教育プログラムを「自分を振り返る」「仲間と出会う」「地域とつながる」の視点で、5つのイベントを開催。また日常的なメンバー間の情報共有の場として、毎週、火、木で朝会を実施して、お互いの理解を深めながら進めています。
発起人及びメンバー紹介
浅麓コミュニティカレッジは2022年に設立準備を開始しました。
設立メンバー
2022年浅麓コミュニティカレッジの設立準備開始時のメンバーです。
運営メンバー (名前/役割/一言)
浅麓コミュニティカレッジ
・コアメンバー(7名)
2024年度プログラム立案合宿
にて(軽井沢/日々)
坂本 那香子(さかもと なかこ)
発起人
経営コンサルティング会社やスイス系企業でのマネジメントと海外赴任を経て、2020年に長野県に移住しました。軽井沢/御代田/佐久/小諸の浅麓(せんろく)地域の面白さは、世界のどこにも負けないと思っています。浅麓コミカレをつうじて、いろんな人と出会い、一緒に泣いたり笑ったり、怒ったり喜んだりしながら、人生100年時代をとことん味わいたいです。
長沢 恵美(ながさわ えみ)
発起人
2013年に息子の昆虫クラブの活動で浅麓地域に通い始め、2019年に家族そろって軽井沢に移住しました。
浅麓地域の星空とプルーンとサニーレタスに幸せを感じている毎日です。
浅麓コミカレでの出会いや学びをきっかけに、多くの人にとって浅麓地域が楽しく豊かに生きる居場所となることを願っています。
高尾 幸男(たかお ゆきお)
広報担当
浅麓地域に移住して17年目。地域活動やボランティア活動を始めて10年。その当時から浅麓コミュニティカレッジがあったら、もっと良かったと思います。これからも多くの方と一緒に、地域活動やボランティア活動を楽しみたいと思います。
信澤 康一(のぶさわ こういち)
伴走者
有限責任監査法人トーマツの信澤と申します。去年2月から「浅麓コミカレ」運営母体の「六月の村」を伴走支援してます。群馬県高崎市在住で、軽井沢や佐久・小諸は近くでありながら、意外と行ったことがなく、「浅麓コミカレ」に関わることで浅麓地域の文化・風土を学ばせて頂き、本当に面白い方々が集まっている地域だと思ってます。トーマツでは7年程前から地方創生活動に関わってますので、その経験を元に「浅麓コミカレ」の活動に微力ながらご支援できればと思ってます。
大平 浩之(おおひら ひろゆき)
ホームページ作成担当
2023年、会社生活も残り1年になり、定年後に何をしようかと先が見えず不安になっていた時に、勤務先(ソニー)に浅麓コミュニティカレッジ発起人(坂本さん)が「人生100年時代の地域社会貢献」のテーマで講演。「各世代が自分にできることを持ち寄り、共に生きる社会を実現する」とのことばが当時の自分の悩みにピッタリ当てはまり、カレッジメンバーになりました。自分でも何か地域社会に役立つことがあるのでは、との思いで日々活動させて頂いています。
野崎あさ子(のざき あさこ)
会計サポート
親の介護などで「健康寿命」を自分事として意識するようになり、退職が近くなってきた時期に浅麓コミカレに出会いました。11/11のオープンカレッジは初めてのリアル参加なのでワクワクしています。対話を楽しみながら学んでいくプロセスには「寿命≒健康寿命」につながる要素がいっぱいです。
若月章典(わかつき あきのり)
伴走者
2023年9月から浅麓コミュニティカレッジを運営する「六月の村コンソーシアム」を、デロイトトーマツウェルビーイング財団メンバー、兼、伴走者として関わらせていただいています。ミドル・シニア世代である自分が、この先、一人の個人として地域社会とどう関わっていくべきかと悶々としていた折、自分の居場所や生きがいを見つけ出し自己変革を行う事(=ソーシャルデビュー)につながる学びの場である浅麓コミュニティカレッジに出会いました。今日までのコンサルティング経験を活かしつつ、自らもソーシャルデビューを果たし、すこしでもお役に立てればと思っています。
年間計画
2023年 体験開校
浅麓コミュニティカレッジ開校に向け、2023年には体験開校しました。下記は体験開校のプログラムです。(各プログラム内容は、リンク先にページがあります)
日にち | イベント名 | 場所 | 開催 | |
6/17 | 体験開校式 | 佐久市 古民家 | リアル Zoom | |
7/22-23 | 「自分と地域のつながりを考える」 | 小諸市 中棚荘 | リアル(合宿) | |
9/10 | 「データで知る地域の特徴」 | 御代田町 エコール御代田 | リアル Zoom | |
10/21 | 「コミュニティと健康」 | 軽井沢町 ワクワークハウス | リアル Zoom | |
11/11-12 | 体験開校 修了式 オープンキャンパス | 佐久市 コスモホール | リアル | |
2024年 本開校 一期生
浅麓コミュニティカレッジの2024年度 本開校のスケジュール案が固まってきましたので、概要をご連絡致します。調整中のイベント日程につきましては、決まり次第情報更新させて頂きます。
日程 (24年) | イベント | 場所 | 備考 |
---|---|---|---|
6/15 | 本開校 開校式 「地域と出会う」 | ライジングフィールド軽井沢 | |
7/20-21 | 夏合宿 「仲間と出会う、人と出会う」 | 中棚荘 | |
8/12 | 「多世代と出会う・ ごちゃまぜの体験」 | さくさぽ | |
(9/B) | 浅麓ナイト1 | Zoom | |
9/21-23 | 能登合宿 (実際のPJ活動) | 能登 | |
10/6 | 浅麓グランプリ チームでの成果発表会 | Zoom/リアル | |
(10/M-E) | 浅麓ナイト2 | Zoom | |
11/4 | 個人発表会 | コスモホール(佐久) |
浅麓コミュニティカレッジから派生のプロジェクト
浅麓コミュニティカレッジでは、これまでイベント等の活動を介して、アイデア、やりたい事などが湧き上がってきます。特にOST(オープンスペーステクノロジー)を行った時など、参加者が自由な発想で意見を出し合う事で奇抜なアイデア等が浮かんできます。その浮かんだアイデアとか、また各メンバーがやりたい事などに対しては、参画メンバーを募ってメンバーが集まったら、プロジェクトの位置づけで活動をしていく事にしました。
プロジェクト名 | リーダー | 活動内容 | 備考 |
---|---|---|---|
能登震災復興支援 | 坂本 那香子 | 自分達の得意な事、でできる事を持ち寄り、 被災地、被災者の復興支援を行う。 | 2024/1活動開始 |
浅麓コミュニティカレッジ事務局
・所在地: 〒389-0115 長野県北佐久郡軽井沢町追分1613−38
・メール: senroku.c.c@gmail.com
・代表 : 坂本 那香子 (さかもと なかこ)
※ お問い合わせは、こちらからお願いいたします。
・注記:
「浅麓コミュニティカレッジ」(正式名称)は、略称「浅麓コミカレ」となります。
このホームーページではスペースの都合上、略称を使用のケースがありご了承お願いします。